リスク(運用の極意4)、、、

将来の相場は常に不透明である、、、

もうすぐ株や不動産の価格が下落する(金利の場合は上がる)と脅すメディアのコラムは、いつの時代にも人気がある(不安をあおる商売は、人類の伝統的商売である)、、、

むしろ、価格が上がるや、金利は下落するという記事ばかりになったら危険である、、、

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20年間、常にいつかきっと金利は上がると言われ続けたが、結果は見ての通りである、、、

昨年10月、米国10年債金利は3%を越えていたが、債券王のジェフリー・ガンドラックは6%まで上がると脅していたが、今は1.5%である、、、

昨年10月時点で、金利が下がると言う意見はメディアからは一切消えた、、、

そういう意見は天の邪鬼(仲間外れ)になって、庶民に不快感を与るので、メディアは掲載しなくなるのである、、、

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従って、リスクを取る時は、いつもメディアからの援軍は無い、、、

もっともリスクテイクに適した時期は、メディアが一斉に反対方向を向いている時期であり、そうでなくても、フォローの意見と、反対の意見が入り乱れている時である、、、

メディアの意見が全てフォローの時は、リスクテイクの関係者の説得は易しくなるが、メディアの意見に順張りしてはいけない、やるなら、逆張りである、、、

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運用担当者は、リスクテイクの関係者の説得は常に孤軍になることを覚悟しなければならない、、、

この時のリスクテイクの関係者の思いは一致しており、運用担当者のアイデアは失敗するに違いないし、失敗して運用担当者が没落する日が来るのを夢見るのである、、、